STORY43
向水麗子から久々に仕事の指示があり、ファインティングミュージックに向かう4人。
アランは向水の言うとおり、母親の見立ての服を着た。
ジョニー 「さすがのセンスだよな、おめぇのおかん」
ロン 「真似できねぇ〜」
キース 「斬新ですらあるよな」
アラン 「そうですか?ぼくは小学生のころからこんな感じなんで、何とも・・・」
ジョニー 「それ何柄?」
アラン 「これですか?・・・たぶん、かぶとむしだと・・・」
ロン 「なんかこーゆー柄、おれのねぇちゃんの息子が幼稚園に持って行ってるバッグにもあったな」
キース 「これ、手作りか?」
アラン 「オークションらしいです」
ジョニー 「わざわざオークションで買うあたり、強いこだわりを感じるな」
アラン 「そうなんです。本当にこだわりの強い人で…。お父さんとこないだアマゾンの秘境に行ってたんです」
ジョニー 「アマゾンの秘境って?」
アラン 「マジックをしに」
ジョニー 「そういえばおまえんちの親、ボランティアでマジックやってたな」
アラン 「今、時代的にきてるんで」
キース 「時代的にきてるって・・・アマゾンの秘境に人いんの?」
アラン 「いま、お母さん昆虫に夢中なんです」
ロン 「いくら昆虫に夢中でも、わざわざアマゾンの秘境まで行かなくても・・・」
アラン 「お父さんの退職金が入ったんで」
ジョニー 「あ、おまえんちのおやじ、結構歳いってたもんな・・・」
アラン 「お母さんにこれまで苦労をかけた罪滅ぼしツアーだったそうです」
キース 「なんかしょっぱい話になってきたな・・・」
ロン 「先のこと考えちゃったよ〜」
ジョニー 「あ〜、何所帯じみてんだよ!おれらまだ高校生じゃん!もっと弾けようぜ!」
アラン 「そうですよ!僕の結婚願望なんか今話してる場合じゃないですって!」
キース 「なんだよ、おまえ結婚したいのか?」
アラン 「え?(赤面)」
キース 「おれなんか、全然結婚とかリアルじゃねぇし」
アラン 「ぼ、ぼ、ぼくだって今すぐってわけじゃ・・・」
ジョニー 「あたりめぇだろ!?デビューしていきなり結婚だけはやめろよ!」
ロン 「そうそう。おまえがこのバンドの命なんだからな」
アラン 「だ、だ、大丈夫ですよ。ぼくが結婚するには日本じゃ無理だし、相手もまだその気がないし」
キース 「相手いんの!?」
アラン 「キースくん!、ぼ、ぼ、ぼ、ぼく・・・」
キースへの恋心を抑えきれなくなったアラン。
どうなる?禁断の恋の幕開けなのか!?